
2013.12.11革新的なX-VentsやAir-Guideを採用するコンパクトなロープロファイルタワーCPUクーラー「Hyper 103」を発表
Cooler Master Technology Inc.は2013年12月11日、小型PCに最適なコンパクトサイズのタワータイプCPUクーラー「Hyper 103」(RR-H103-22PB-J1)を日本市場向けに発売することを発表いたしました。2013年12月13日より販売を開始する予定です。
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価格
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オープン価格
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予定発売日 |
2013年12月13日
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製品名
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Hyper 103
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型番
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RR-H103-22PB-J1
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対応ソケット
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Intel
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LGA2011/1366/1156/1155/1150/775
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AMD
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Socket FM2/FM1/AM3+/AM3/AM2
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ヒートパイプ
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直径6mm x 3本(ダイレクトコンタクトタイプ)
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フィン材質
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アルミニウム
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ファンスペック
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搭載数
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1(ブルーLED)
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サイズ
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幅92mm x 奥行き92mm x 厚み25mm
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回転数
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600~2,200rpm+-10%(PWM制御)
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風量
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15.7~43.1CFM+-10%
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風圧
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0.35~2.63mmH2O+-10%
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騒音値
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17~30dBA
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ベアリングタイプ
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長寿命スリーブベアリング
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コネクタタイプ
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4ピン
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動作電圧
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直流12V
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動作電流
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0.15A
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消費電力
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1.8W
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動作寿命(MTBF)
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40,000時間
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サイズ(ファン含む)
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幅108.0mm x 奥行き89.5mm x 高さ138.5mm
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質量(ファン含む)
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約580g(本体500g、ファン80g)
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※製品の仕様は製品の改善のために予告なく変更することがあります。
ヒートパイプを直接CPUに密着させるダイレクトコンタクトヒートパイプを採用
ダイレクトコンタクトヒートパイプは通常のヒートパイプと異なり、ヒートパイプが直接CPUと密着します。台座経由で熱を移動する一般的なヒートパイプと比べて、より効率良く熱の移動を行うことができるため、優れた冷却性能を実現できます。
ヒートパイプ周辺の空気の停滞を防ぐX-Vents
フィンで放熱を行うCPUクーラーにとって、フィンの形状や搭載の仕方はもっとも重要な部分です。本製品の場合には、フィン内部の隅々にまでスムーズに空気を流すためにX-Ventsという仕組みを搭載しています。X-Ventsは、フィンに設けたエックス字型の通気孔です。この通気口はヒートパイプを囲むように45度の角度で配置してあり、フィン上下の空気圧や気流によって、空気がスムーズにフィンの表裏を行き来できるようになっています。このX-Ventsの搭載によって、ヒートパイプ周辺で停滞しがちになっていた空気の流れを改善し、フィンの放熱性能をより高めています。
ヒートパイプの後ろに空気を送り込むAir-Guide
Air-Guideも、X-Ventsと同様にフィンの放熱性能を向上するための仕組みです。Air-Guideは、フィンの中央にV字型に並べた窪みの列です。この窪みは、窪みに沿って空気を左右に流す役目を持っており、空気の流れにくいヒートパイプの後ろにも空気を送り込むことができます。一般的なCPUクーラーでは、風が当たらないヒートパイプの後ろ側などではフィンの温度が高くなりますが、Air-Guide搭載クーラーでは温度の偏りが起こりにくくなっています。
静音性能と冷却性能を両立するワイドレンジPWMファンを使用
本製品では600rpm~2,200rpmまでの大変広い回転数に対応するワイドレンジ仕様のPWMファンを使用しています。ワイドレンジファンを使用することで、発熱量が少ないときには回転数を抑えて静音動作を行い、発熱量が多いときには回転数を上げて強力な放熱を行うという具合に、状況に応じて適切な風量を生み出すことができます。マザーボードのファンコントロール機能などを使うことで、静音性能と冷却性能を高いレベルで両立可能です。